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2026.10.01看護学科

「1ケース30秒」のトリアージ演習に挑戦 ー 4年生・災害看護が開講しました

4年生後期科目「災害看護」が始まりました。開講初日2コマのメインテーマは「トリアージ」です。

授業の前半では、「【日本赤十字社】石巻赤十字病院―東日本大震災初動の記録」を視聴し、救急医療と災害医療の違いや、災害時のフェーズごとの看護の役割、START法によるトリアージの考え方を学びました。後半は、いよいよ学生自身が判断する番です。

制限時間は1ケースにつき30秒。これは実際の災害現場でトリアージにかけられるとされる時間です。学生たちは8つの事例を次々と判断していきました。事例は文章だけでなく、生成AIで作成した画像でも提示しました。顔色や出血、周囲の状況など、視覚情報から患者の状態を読み取って判断します。「こんなに血だらけだから」と、歩行可能な傷病者に赤をつけてしまう学生もおり、見た目の印象に引っ張られず手順に沿って判断することの難しさを実感する場面となりました。次々とケースが示される中、グループ内で判定が分かれた事例については、根拠を出し合って検討しました。

その後、1人1枚の訓練用トリアージタッグを受け取り、自分が最も判断に迷ったケースについて必要事項を記入しました。そして、タッグを実際に「ちぎる」ところまで体験しました。学生からは「思った以上に判断するのが難しい」「30秒で脈も取って呼吸数も確認するなんて無理」という感想が聞かれました。

授業の終盤では、阪神・淡路大震災の映像を見ながら、「目の前の一人ひとりに全力を尽くしたくても、命の優先順位をつけなければならない」という災害時特有のジレンマについて考えました。そのうえで、看護職自身の心を守るためには、一人で抱え込まないことが大切だと確認し、授業を終えました。