看護師の後ろについて現場の看護を見学するシャドーイング実習を通じて、私は患者様と看護師の信頼関係について実際に体験することができました。
患者様のADL 自立を目標としたケアをする一方で、状況に応じて看護師を頼ってもらうことも大切だと感じました。看護師は患者様のもとに訪室する度にナースコールの位置を調整し、「何かあったらナースコールで呼んでくださいね」と声を掛けていました。患者様の中には、看護師を呼ぶことに遠慮してしまう方もいると思います。患者様の安全・安楽性を確保するためには、小さなことでも看護師を頼ってもらえるような信頼関係を築くことが必要だと感じました。
ヒューマンケアを学ぶ学生として必要とされる「人に尽くす看護」の理解が深まりました。看護師は、患者様の想いにいち早く気づくことが必要だと考えました。そのためには、知識はもちろん、鋭い観察力と信頼関係構築のためのコミュニケーション能力を養っていくことが必要だと感じたので、これからの学びに活かしていきたいと思います。