臨地実習について

看護教育の核となる看護実習とは

臨地実習は主に静岡県東部地区の保健・看護・福祉機関、企業、学校などで行われます。1年次から現場における必要な知識を実践的に学びます。4年次では自己の学習課題を明確にし、自主的で自立した実習を実現するとともに、看護チームの一員として必要な、看護実践能力の基盤を養う実習を行います。

主な実習先

静岡県東部を中心とする様々な医療機関、施設で実習を行います。主な医療機関・施設の以下の通りです。

●聖隷沼津病院
●沼津市立病院

●西島病院
●静岡医療センター
●静岡県立総合病院
●静岡県立こども病院
●静岡赤十字病院

●伊豆赤十字病院

●静岡済生会総合病院

●順天堂大学医学部附属静岡病院

●富士宮市立病院

●富士病院

●聖隷富士病院

●熱海所記念病院

●熱海海の見える病院

●新富士病院

●三島中央病院

●三島総合病院

●三島共立病院

●三島森田病院

●伊豆保健医療センター

●NTT東日本伊豆病院

●中東遠総合医療センター

●(福)農協共済中伊豆

 リハビリテーションセンター

<その他>

 

●静岡県内保健所・保健センター・

 企業・沼津市内小中学校

●地域包括支援センター

●訪問看護ステーション

●介護老人保健施設

●社会福祉協議会

臨地実習の流れ

1年次

基礎看護学実習Ⅰ

2年次

基礎看護学実習Ⅱ

3年次

小児看護学実習

成人看護学実習Ⅰ・Ⅱ

高齢者看護学実習Ⅰ

精神看護学実習

地域・在宅看護実習 など

4年次

看護統合実習

高齢者看護学実習Ⅱ

公衆衛生看護学実習Ⅱ(選択者)

臨地実習の様子

臨地実習での様子

臨地実習体験記

情報共有の重要性

沼津ヒューマンケア学部

看護学科3年

Y.Rさん

静岡県立吉原高等学校出身

私が実習で見た看護の形とは患者様の自立を目的として、看護師が補助をする姿です。前提として患者様の退院を見越して看護計画を立案しており、患者様や看護師、他職種との情報共有を定期的に行っていました。また、医療事故を未然に防ぐ意味もかねているため、患者様との会話の中で、その日の体調や、要望などを何気ない会話で聞き、カンファレンスなどで、患者様について他の医療従事者と話し合う現場を見学することができました。

毎日、決められた看護計画で動いている看護師でしたが、患者のその日の体調や食事の摂取量や薬の服用などの確認から予定を変えるなど、状況に応じて時間や方法を変えて、他の看護師に情報共有する姿も見られました。看護師にはそういった臨機応変な対応力も必要だと感じました。

今回の実習では知識や技術だけでなく、患者様に接する際の気遣いや、適切な対応力が必要だと実感し、私の今後の学習に活かしていこうと思いました。

実習で学んだ信頼関係の大切さ

沼津ヒューマンケア学部
看護学科3年

S.Sさん

常葉大学付属常葉高等学校出身

看護師の後ろについて現場の看護を見学するシャドーイング実習を通じて、私は患者様と看護師の信頼関係について実際に体験することができました。

患者様のADL 自立を目標としたケアをする一方で、状況に応じて看護師を頼ってもらうことも大切だと感じました。看護師は患者様のもとに訪室する度にナースコールの位置を調整し、「何かあったらナースコールで呼んでくださいね」と声を掛けていました。患者様の中には、看護師を呼ぶことに遠慮してしまう方もいると思います。患者様の安全・安楽性を確保するためには、小さなことでも看護師を頼ってもらえるような信頼関係を築くことが必要だと感じました。

ヒューマンケアを学ぶ学生として必要とされる「人に尽くす看護」の理解が深まりました。看護師は、患者様の想いにいち早く気づくことが必要だと考えました。そのためには、知識はもちろん、鋭い観察力と信頼関係構築のためのコミュニケーション能力を養っていくことが必要だと感じたので、これからの学びに活かしていきたいと思います。

実習での学び

沼津ヒューマンケア学部
看護学科2年

I.Sさん

つくば開成高等学校出身

1年次の実習では、コミュニケーションの取り方と多職種との連携について学ぶことができました。また看護師の仕事の流れを知ると共に、自身のロールモデルを見つける実習にもなりました。シャドーイングを通して一人一人の患者さまに適した対応があること、多職種と連携することでより良い看護を提供することができることを改めて感じました。

この実習で出た課題や感じたこと、学んだことを今後の大学での勉強に役立てていきたいです。

シャドーイング実習を通して学んだこと

沼津ヒューマンケア学部

看護学科1年

Y.Kさん

静岡県立磐田東高等学校出身

今回のシャドーイング実習で、患者様とのコミュニケーションの重要性を学ぶことができました。また、医療現場における看護職者の役割を知ることもできました。 看護師の役割のひとつは『患者に最も近い存在』として、本音を聞き、患者様のニーズを把握することです。そうすることで、より質の高い看護や医療の提供につながります。そのため、患者様に関心を持ちコミュニケーションを取ることが不可欠です。今回の実習では、その手がかりを掴むことができました。

この実習を通して得た学びを今後の大学での勉学を活かして邁進していきたいです。