保健師課程

保健師課程とは

保健師課程は、看護師国家試験受験資格に加え、
「保健師」国家試験受験資格を取得するためのコースです。

保健師の仕事とは

保健師の仕事は、行政保健師(公務員として保健行政に従事)、産業保健師(企業の産業保健スタッフとして勤務)、学校保健師(養護教諭などとして従事)などがあります。行政機関などでは、住民への健康づくりサービスだけでなく、新型コロナウイルス等の感染症対策、児童虐待や子育て支援等に取り組んでいます。

取得可能な資格

保健師国家試験受験資格
保健師は、人々の健康を「予防」の視点から守る専門職です。行政保健師は地域住民への保健指導を、産業保健師は働く人の健康管理を、学校保健師は子どもの成長支援を担います。
養護教諭二種免許(保健師資格取得後申請)
養護教諭はいわゆる「保健室の先生」です。児童・生徒の健康を守り、学校におけるこどもたちの学びと成長を支える教育職です。学校の保健室などに常駐し、学校内における在学生の怪我・疾病等の応急処置、健康診断等を行います。また、深刻化している校内でのいじめや不登校、薬物乱用、性に関する問題などに対処することもある大変やりがいのある仕事です。
衛生管理者第一種免許(保健師資格取得後申請)
職場における労働者の健康障害を防止する法律で決められた国家資格です。主な業務は、健康異常者の発見・処置、安全衛生教育、健康診断の企画立案などです。

国家試験合格率

2024年度

100%

合格者18人

受験者18人

保健師課程の学び

公衆衛生看護学実習

保健師による地域保健活動の実際を学ぶため、学内で実習の準備を行います。事前に実習先地域の健康課題を分析し、その内容を実習施設で発表できるよう準備します。

保健師課程の学生からの
メッセージ

保健師課程では、
①対象の地域や日本の人口
②流行している病気の動き
③地域の特色
上記①~③より、その地域がどのような特徴があり何が問題になっているかを分析し、解決のためにどんな職種と連携して住民や社会にどう働きかけていけば良いかを学んでいます。
私は、保健師課程の実習に行くことで、病院実習だけでは掴みきれなかった退院後の生活のことや行政の制度,患者さんがどのような人なのか知るために必要な健康な時の私生活について、より理解を深められたと実感しています。保健師課程は、人生の選択肢を増やすためと思い受講し始めましたが、結果的に保健師だけでなく看護師の仕事への意欲や理解も深めることができました。
実習では、毎日があっという間に過ぎていきます。働き始めてからは経験できない貴重な体験をさせていただいていることが多々あります。一つ一つの出来事に真摯に向き合って自ら学びを深め、チャンスを見逃さないように頑張ってください!