春休みに、ねりま健育会病院にて病院研修を行いました。健育会病院は回復期リハビリ病院と介護老人保健施設が一体となった施設です。「臨床工学技士がリハビリ?」と思うかもしれませんが、将来、臨床工学技士が関わる患者さんの中には、認知症や脳梗塞後の麻痺など、複合的な症状を抱えながら透析を受けている方も多くいます。本研修では、認知症患者さんとの接し方やリハビリテーションの考え方を学ぶよい機会になりました。
今回は1年生が研修に参加し、専門分野にとらわれない学びを得ることができました。今後も知識の幅を広げる研修を企画していきますので、積極的にチャレンジしてほしいと思います。
【学生コメント:1年 水澤樹莉】
病院研修では、認知症患者さんへの対応やリハビリテーションの工夫を学びました。在宅復帰を目標に、薬剤に頼るだけでなく、環境整備や関わり方の工夫によって、周辺症状(BPSD)が強い状態から穏やかな状態へと導く取り組みが行われていました。病院長の酒向正春先生の「こわい認知症ではなく、かわいい認知症」という言葉がとても印象に残っています。
また、「とにかく立って歩く」という方針のもと、地域のNPOと連係し、院内や地域に季節の花を植えるなど、楽しみながら活動できる“タウンリハビリテーション”が行われていました。病院から駅まで道のりで花を探す取り組みなど、患者さんの意欲を引き出す工夫がされていました。
今回の研修を通じて、患者さんの「やってみたい!」という気持ちを引き出す関わり方や声かけの重要性を実感し、臨床工学技士にも必要なスキルであると感じました。