提携大学院

提携大学院(埼玉工業大学)

・名称:埼玉工業大学大学院 工学研究科 情報システム専攻 ヘルスケア科学教育研究分野
・取得可能学位:修士(工学) もしくは修士(学術)のどちらかを選択
・ヘルスケア科学教育研究分野の特色
「生体としてのヒトだけではなく、心、感情、尊厳を持つひとの構造と機能を維持、改善、修復するテクノロジがヘルスケア科学である。ヘルスケアには医療、看護、健康、リハビリテーション、介護など幅広い領域が含まれる。一方、医療現場、治療や計測装置にはICTやAIが組み込まれ、新しい知識が求められる。ヘルスケア科学教育研究分野では、工学、医学および看護の基礎・応用の知識に加え、テクノロジの力によりひとの健康とQuality of lifeを保つこと、病気の予防、診断、治療、そして、患者や家族、支援者の気持ちであるヒューマンケアの理解を組み合わせられるよう研究体制を取っている。」
・本教育研究分野の狙い:看護、理学療法、管理栄養、臨床工学の卒業生、関係者にもわかりやすく、研究の基礎能力を育成できる教育を行います。これからの医療、看護、健康分野などで求められる一歩進んだ知識と研究に取り組むことができます。

入試情報・募集要項

研究体制

大学院では、1人の指導教官を決め、しっかりとした研究指導が行われます。そのため、自分の研究内容などから指導教官を選びます。

特任教授・特任准教授・特任講師・非常勤教員のご紹介

担当教員 研究内容
大坪 茂 教授
専攻分野:血液浄化療法
研究テーマ:
1. 血液透析患者における新型コロナウイルス感染症
2. 間歇補充型血液透析濾過 (I-HDF)                                                                                                                                                         
東都大学関連の医療施設の多くは、血液透析療法を行っており、血液透析に関する研究をしている。
例として、血液透析患者における新型コロナウイルス感染症や間歇補充型血液透析濾過 (I-HDF)についてなど、血液浄化療法に関する臨床的な研究に取り組んでいる。
湯舟 邦子 教授
専攻分野:助産学、看護学
研究テーマ:
1.妊娠期のストレス尺度の作成
2.妊娠期から産後の女性のうつの実態に沿った援助
妊娠期から産後の女性とパートナーのストレスや抑うつ状態の実態をいかに詳細に具体的に把握できるかというツールの開発に着目している。
近年の社会環境の変化や国の施策による生活環境の変化からの影響も取り入れた支援を考えていきたい。思春期から老年期までの女性が健康的な生活を維持するための身体機能のあり方、精神構造のあり方を考える。
山下 和彦 教授
専攻分野:医工学、情報通信工学、高齢者福祉工学
研究テーマ:
1. ICTを用いた手術支援システムの開発
2.足部骨格の3次元解析システムの開発
3.ICTを用いた足部と歩行・生活のモニタリングコホート研究
ICTを用いたメディカル、ヘルスケア、Wellbeingに着目した支援システム、計測システムの開発に着目している。開発するだけではなく、研究フィールドで実践的に導入し、評価指標とエビデンスの構築までを行う。ヒトが得意とすること、システムの役割、人間の行動の変化までを視野に入れ研究を行っている。
高橋 朝歌 准教授
専攻分野:食品化学,食品機能学
研究テーマ:
1.野菜の漬物製造過程における成分変化や機能性について
2.深谷市産の野菜の機能性について
漬物は日本の伝統的な加工食品のひとつである。漬物の主要な原料であるアブラナ科野菜を中心に,有用成分の分析や機能性の解析,漬物製造過程における成分変化について研究している。
河江 敏広 准教授
専攻分野:リハビリテーション医学、理学療法学、運動生理学
研究テーマ:
1.運動時の呼吸・循環・代謝に関する研究
2. 生活習慣が運動機能に及ぼす影響に関する研究
3. 他動的運動機器の開発と効果検証
運動は医学の中において一治療手段として認識されている。その一方で、運動中の生体反応は明らかにされていない点が多い。当研究室は未だ解明されていない運動時の生体反応を明らかにしつつ、その成果を健康増進ならびに各疾病に対する重症化予防に応用することである。
久米 絢弓 准教授
専攻分野: 公衆衛生学、看護学
研究テーマ:
1.生活習慣病予防
2.健康増進のための支援
世界的にも不健康な生活習慣によって引き起こされる疾患が増加し、生活習慣病は重大な課題となっている。日本でおこなわれている保健指導の有用性を示し、特に研究では在日外国人への健康や保健行動に合った保健指導を検討している。公衆衛生の視点でヘルスプロモーションのための手法を考え、健康課題の解決に取り組んでいる。
遠藤 悠介 講師
専攻分野:バイオメカニクス、リハビリテーション工学、
スポーツ医学
研究テーマ:
1.人工筋肉アシストスーツの開発と効果検証
2.モーションキャプチャと表面筋電図を使った身体運動解析
3. 膝前十字靭帯損傷メカニズムの解明 
モーションキャプチャや表面筋電図などの身体計測技術を基盤とした、ヒトの身体運動の解析研究を行う。また身体運動解析を用いて、人工筋肉素材を利用した支援機器の開発と効果検証や、アスリート特有のスポーツ外傷の受傷メカニズムに関する研究を行っている。
非常勤教員
担当教員研究内容
濵口 淳 准教授
専攻分野:臨床工学、体外循環医学、医療人間工学、医療安全管理学
研究テーマ:
1.操作者と医療機器の相互関係モデルの構築
2.医療機器操作者を支援するシステムの開発
3.医療技術のクロストレーニング手法の評価                                                                                            
医療機器の操作においては、知識や技術を持っているだけではなく、状況に合わせて知識を如何に使うかということが重要です。本研究室では、医療機器が発する情報を操作者はどのように理解し操作しているのか、「操作者が考えていること」に着目し、操作者と医療機器の相互関係について研究しています。そして、医療機器を安全に使用するために、操作者を支援するシステムの開発を目指しています。

お問い合わせ

東都大学 提携大学院担当 山下和彦(幕張ヒューマンケア学部臨床工学科教授)
住所:千葉県千葉市美浜区ひび野1⁻1
TEL:043-273₋1111