理事長メッセージ

理事長 大坪 茂

この度、6月26日付で学校法人青淵学園の理事長を拝命いたしました大坪茂です。

学校法人青淵学園東都大学は2009年4月にヒューマンケア学部看護学科からなる単科大学として埼玉県深谷市に開学しました。深谷市は商業道徳に論語を導入した渋沢栄一の生誕の地です。本学園名はその渋沢栄一の雅号、青淵からきています。本校は開学以来、渋沢栄一が大切にしていた論語の教えの「忠恕」を基本理念としています。

「忠(まごころ)」は、誠実であること、正しい倫理観を持ち、法令や決まり事を守ること、「恕(おもいやり)」は地域の人々、患者や家族など他者の理解や共感に基づき知識技能を発揮すること、同僚や関係者と意思を通わせ協調協働ができることです。

AIの急速な発展とともに、デジタルトランスフォーメーション(DX)化により医療の形も大きな変貌を遂げようとしています。このような医療、社会の変化に対応すべく、本学は医療情報の教育にも一層の力を入れ、未来の医療を担う人材の育成を目指していきます。

しかし、一方でどれほど医療が発展しようと、人の手の温もり、寄り添う気持ち、これらを失くしては苦しんでいる方々を癒すことは出来ないと考えます。だからこそ、本学は改めて医療の原点に立ち返り、癒しの技、あたたかなケアの大切さも伝えていきたいと考えています。専門領域における知識・技能の基本、応用と実践力を修得するだけでなく、専門職としての「まごころとおもいやり」を身に付け、ひとの健康と幸せにつながる働きや、教育研究を行い社会に貢献することができる人材を輩出できるよう、教職員一丸となって邁進してまいります。

学校法人青淵学園の更なる発展に向け、微力ながら全力を尽くしてまいりますので皆さまのご支援、ご協力を衷心よりお願い申し上げます。

学校法人青淵学園 理事長
大坪 茂