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幕張ヒューマンケア学部


八木 一夫


Kazuo Yagi 


職位 教授
(首都大学東京(東京都立大学)名誉教授、客員教授)
学位 工学博士(名古屋大学)
担当科目 大学入門講座、物理I、物理II、医用工学概論、機械工学、医用機械工学、医用機器学、生体計測装置学、医用機器学実習、卒業研究
専門分野 放射線診断物理学、MRI画像工学、超微粒子工学、磁性体工学、機能性複合材料工学、バイオメカニクス、材料力学、生体材料工学、医用生体工学


研究実績

研究課題 f-MRIを利用した脳外科手術支援システムの開発と臨床応用研究、MRI情報を利用した脳神経線維走行の3D描画研究、MRI-qspace-imagingにおける新シーケンス開発研究、左室心筋壁の収縮能の評価研究、DDSを考慮したリポソーム型超微粒子磁性材の創生研究、ゲル系材料を基材とした生体近似軟組織材料の研究、セラミックス系複合材料を利用した人工骨材料の研究
主な研究業績 【著書】
1. MRI知っておくべき基礎知識100,共著、分担執筆者:八木一夫(分担箇所:P.19~P.25)、メジカルビュ-臨床画像別冊、平成6年7月
2. Clinical Application of Computational Mechanics to the Cardiovascular System. 共著、分担執筆者:八木一夫、分担担当2.5 Motion and Strain Analysis of Left Ventricle Wall Using Optical Flow(計算力学の心血管系への臨床応用。分担担当2.5 オプティカルフローを使用した左心室壁の運動および歪み解析)、(分担箇所:P.83~P.92)Springer-Verlag Tokyo 2000. Printed in Hong Kong. 平成10年1月
3. 医用放射線科学講座13放射線診断機器工学第2版,岡部哲夫・瓜谷富三編集、共著、分担執筆者:八木一夫、(分担箇所、X線CT:P.121~P.181)医歯薬出版(株)、平成15年4月
4.これでわかる拡散MRI,基礎上級編.拡散テンソル.共著、分担.q-space. k-spaceとq-spaceの定義.数式的解釈.q-spaceの意義と特徴.白質神経路への解析展開.分担執筆者:疋島啓吾、八木一夫(分担箇所:P.134~P.137)(株)秀潤社、平成17年10
5.新・医用放射線科学講座診療画像機器学,共著、分担執筆者:八木一夫(分担箇所、X線CT:P.81~P.140)医歯薬出版(株)、平成20年10月
6. 新・医用放射線技術実験第2版臨床編,共著、分担執筆者:八木一夫(分担箇所:1.6 MR撮像技術.1.6.2.SN比(信号対雑音比)の測定.MRI画像の均一性1.6.3.均一性.MRI画像の信号対雑音比を測定して画質を評価する。1.6.9.CNR(コントラスト雑音比)の測定.MRI画像のコントラスト雑音比を測定して画質を評価する.:p255‐p260,p271-p273)共立出版(株)、平成22年2月
7.医用放射線辞典第5版,分担.医用放射線に関する用語の選定と執筆をおこなう.特にMRI,CTなどの画像診断臨床分野の用語の選定と執筆を行う.
分担執筆者:八木一夫、共立出版(株)、平成25年4月
8.これでわかる拡散MRI第3版,分担.第4章.拡散MRIの解析と表示.1D q-space.q-spaceの定義.数式的解釈.計測法.解析画像.分担執筆者:疋島啓吾、八木一夫、(分担箇所:P.116~P.117)(株)秀潤社、平成25年4月
9. 新・医用放射線技術実験第2版臨床編,共著、分担執筆者:沼野智昭、八木一夫(分担箇所:1.6 MR撮像技術.1.6.2.SN比(信号対雑音比)の測定.MRI画像の均一性1.6.3.均一性.MRI画像の信号対雑音比を測定して画質を評価する。1.6.9.CNR(コントラスト雑音比)の測定.MRI画像のコントラスト雑音比を測定して画質を評価する.:p255‐p260,p272-p274)共立出版(株)、令和2年6月
         
【学術論文】 
1.MRI検査室内における騒音レベル測定,著者,武藤憲司,八木一夫,日本音響学会誌, Vol.61, No.1, pp.5-13, Jan. 2005.平成17年1月
2. Preoperative fMRI, tractography and continuous task during awake surgery for maintenance of motor function following surgical resection of metastatic tumor spread to the primary motor area. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 3, Minim Invasive Neurosurg. 2005 Apr;48(2):85-90.
3. Fibers connecting the primary motor and sensory areas play a role in grasp stability of the hand. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 3, Neuroimage. 2005 Apr 15;25(3):936-41
4. Intraoperative cortical mapping has low sensitivity for the detection of motor function in proximity to a tumor in the primary motor area. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 3, Stereotact Funct Neurosurg. 2005;83(4):135-41. Epub 2005 Sep 6.
5. Association of motor deficits with head position during awake surgery for resection of medial motor area brain tumors. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 3, Minim Invasive Neurosurg. 2005 Dec;48(6):315-21.
6. Measurement result of slice positioning sound of MRI equipment. Kenji Muto, Kazuo Yagi, Kentaro Eguchi, other 2, Acoust. Sci. & Tech. 27, 3 (2006) pp.174-176.
7. Restored activation of primary motor area from motor reorganization and improved motor function after brain tumor resection. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 3, AJNR Am J Neuroradiol. 2006 Jun-Jul;27(6):1275-82.
8. Cerebral networks for spontaneous and synchronized singing and speaking. Saito Y, Ishii K, Yagi K, other 2, Neuroreport. 2006 Dec 18;17(18):1893-7.
9. Functional magnetic resonance imaging is more reliable than somatosensory. Shinoura N, Yamada R, Yagi K. other 4, Stereotact Funct Neurosurg. 2007;85(2-3):99-105.
10. Impairment of inferior longitudinal fasciculus plays a role in visual memory disturbance. Shinoura N, Suzuki Y, Yagi K. other 5, Neueurocase 13, 127-30, 2007
11.Corticospinal tract extraction method combining diffusion tensor tractography with fMRI. Suzuki Y, Yagi K, Kodama T, other 1, J Magn Reson Med 2008; 28:162-171.
12. Mirror therapy activates outside of cerebellum and ipsilateral M1. Shinoura N , Suzuki Y , Yagi K. other 4, Neuro Rehabilitation. 2008; 23(3):2 45-52.
13. Volumetric q-space imaging by 3D diffusion-weighted MRI. Hikishima K, Yagi K, Numano T, other 4, Magn Reson Imaging. 2008 May;26(4):437-45.
14. MRI検査室内における音響インテンシティ計測研究. 武藤憲司,伊藤幹也,八木一夫,, other 5, 電子情報通信学会誌, vol.J91-A, No.11, pp.1098-1101, Nov. 2008.
15. Awake surgery with continuous motor testing for resection of brain tumors in the primary motor area. Shinoura N, Yoshida M, Yagi K. other 5, J Clin Neurosci. 2009 Feb;16(2):188-94.
16. Corticospinal Tracto Extraction Combing Diffusion Tensor Tractography with fMRI in Patients with Brain Diseases. Suzuki Y, Yagi K, Kodama T, other 1, Magnetic resonance in medical sciences : MRMS 8(1), 9-16, 2009-03-0.
17. Precentral knob corresponds to the primary motor and premotor area. Shinoura N, Suzuki Y, Yagi K. other 3, Can J Neurol Sci. 2009 Mar;36(2):227-33. 2009.
18. Marked and rapid recovery of motor strength in premotor area compared with primary motor area in surgery for brain tumors. Shinoura N, Suzuki Y, Yagi K. other 3, Br J Neurosurg. Jun;23(3):309-14.2009.
19. Assessment of the corona radiata sensory tract using awake surgery and tractography. Shinoura N, Suzuki Y, Yagi K. other 4, J Clin Neurosci. 2009 Jun;16(6):764-70.
20. Damage to the right superior longitudinal fasciculus in the inferior parietal lobe plays a role in spatial neglect. Shinoura N, Suzuki Y, Yagi K. other 3, Neuropsychologia. 2009 Oct;47(12):2600-3. Epub 2009

                     研究概要

 μオーダーの微細組織である神経線維は通常のMRI撮像法では描画できないが,Diffusion Weighed Imaging(DWI)のデータを基に細胞組織の拡散異方性を利用したTractographyによって神経線維や筋線維を画像化し脳外科手術支援システムなどに利用しています。
(例)MRI-Diffusion Imaging(拡散強調画像) によるヒト脳神経線維の3D描画研究
 MRIは非常に創造性豊かな画像撮像装置で診療用として多種多様な特徴ある画像を表示することができます。動脈内の血中の酸素量を画像化することや筋肉の疲れに伴う乳酸量の増加なども映像として取り出すことができます。俗に五感と言われている視覚野、聴覚野、味覚野、嗅覚野、触覚野など感覚野の働きも機能画像として脳内の脳活動の強弱として表示できます。我が研究室では実験用MRI、動物用MRI、実習用MRI装置などを利用して、新しい撮像シーケンスの開発や既存の撮像シーケンスの改良修正などの研究に取り組んでいます。μオーダーのMRI顕微鏡的撮像法もその一つです。具体的にはMRI装置の画像収集機構と計算アルゴリズムについて既存の装置の撮像シーケンスシステムに研究室で開発した独自のシステムを搭載し全く新しい画像の取得と表示を試みています。   
主な研究テーマ
1.脳外科手術支援用画像の表示研究   (学術論文番号 2,3,4,5,7,8,9,10)
2.f-MRIを利用した脳神経描画研究       (学術論文番号 2,3,4,5,7,8,9,10)
3.筋線維描画研究  (学術論文番号 2,3,4,5,7,8,9,10)

所属学会

日本磁気共鳴医学会(代議員)、日本機械学会、医用画像情報学会、遠隔医療学会、脳神経外科手術と機器学会

メッセージ

本学で学ぶ学生の皆さんへ
コンピュータサイエンスの進歩に伴い、自動車などの自動生産機器として産業用ロボットに代表されるロボテックスメカトロニクス技術の導入が脚光を浴びて久しいです。医療においても脳外科手術の領域において微小神経組織の手術操作に顕微鏡視野下での医療用手術支援ロボットの導入が始まっています。また、介護用ロボットの開発も時代的に非常に期待されている分野です。しかし、装置に対して単に先端機械技術を導入するだけでは医療応用はできません。工業技術を医療用装置に展開するには、人間の適性を考慮した人間工学的思考や発想が重要です。本学の教育研究には機械工学に人間工学的要素を導入して発展させていこうとしている教員が存在しています。機械工学やその基礎となる自然科学の習得はもちろんですが、それと共にヒトの適性が考慮できる反映できる技術者、それがこれからの社会で求められる医療従事者です。臨床工学技士はこのような新しい開発機器の技術的操作を今後共担っていく重要な資格者です。そのためには、人間工学的思考や発想を育みながら、ロボテックスメカトロニクス技術や熱力学、流体力学など機械工学の分野を習得しなければなりません。さらに機械系の基礎として必須である自然科学系の学問の探求には物理的セオリーが必須です。まず数学を道具として物理現象に親しんでいきましょう。
臨床工学技士を目指す方、興味がある皆さんへ
適切な医療の行使には正確な知識の積み重ねとそれをベースとした正しい判断力の養成が必須です。本学を学びの礎として医療系の目的に向かって地道に自己構築を図っていきましょう。さらにヒトの適性が考慮できる反映できる技術者、それがこれからの社会で求められる医療従事者です。臨床工学技士は臨床の場において適切な装置選択や判断の下に、必要とされる技術的操作を自由自在に駆使して、さらには新しい開発機器にも対応できる能力を身に付けて、新開発の技術に挑戦し続ける、そして今後共役割を担っていく重要な資格者です。疾病に苦しむ人々の苦悩の軽減をはかり生きる希望を与えるための医療従事者となるために、人間工学的思考や発想を育みながら、先端技術であるコンピュータサイエンスやロボテックスメカトロニクス、バイオ材料力学、熱力学、流体力学など臨床工学技士に必要な機械工学の分野についても、本学において意欲的に習得していきましょう。