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幕張ヒューマンケア学部


土井根 礼音


Renon Doine  


職位 助教
学位 博士(工学)
担当科目 大学入門講座,パソコン基礎演習,電気工学演習Ⅰ・Ⅱ,電子工学演習Ⅰ・Ⅱ,医用工学実験Ⅰ・Ⅱ,医療用IoT概論,医用画像情報処理技術
専門分野 生体医工学,生体計測,バイオメカニクス

研究実績

研究課題 生体の姿勢動揺の解析
XR教材の開発

主な研究業績 【著書】
1. 土肥健純,佐々木良一,肥田泰幸(監修),土井根礼音,他(著):臨床工学テキスト 医療機器運用管理のための情報セキュリティ,東京電機大学出版局,2023.
2. 福長一義(編集),土井根礼音,他(著):臨床工学技士 ポケット・レビュー帳 改訂第2版,メジカルビュー社,第3章 情報処理工学「1.コンピュータ」1-1,1-4,2022.
3. 土肥健純(監修),土井根礼音,他(著):医用生体工学の基礎,東京電機大学出版局,2019.

【原著論文】
1. Renon Doine, Takanori Sakamaki. Human Standing Posture Motion Evaluation by the Visual Simulation of Multi-Directional Sea-Waves, Sensors, 22(15), 5884, 2022.
2. 土井根礼音, 瀬田広明, 本間章彦, 他:操船シミュレータにおける波向き映像の差異が生体の立位姿勢動揺に与える影響,日本航海学会論文集,Vol.141,pp.39-46,2019.
3. 土井根礼音,宮脇富士夫,瀬田広明,他:小型船舶における生体の立位姿勢動揺がエネルギー消費量に及ぼす影響,日本航海学会論文集,Vol.140、pp.124-132,2019.
4. 土井根礼音,坂牧孝規,瀬田広明,他:表面筋電図を用いた小型船舶動揺に対する乗船者の姿勢制御動作の解析,日本航海学会論文集,Vol.136,pp.128-134,2017.
5. 土井根礼音,坂牧孝規,瀬田広明,他:操船シミュレータの動画像が生体の立位姿勢動揺に与える影響に関する研究,日本航海学会論文集,Vol.136,pp.121-127,2017.
6. 坂牧孝規,土井根礼音,瀬田広明,他:小型船舶および動揺装置による動揺に対する生体の立位姿勢動揺と運動負荷,日本航海学会論文集,134,pp.98-102,2016.
7. Renon Doine, Takanori Sakamaki, Hiroaki Seta, et al.:The Exercise Load of Passengers' Postural Control Against Ship Motion Using Human Energy Expenditure,Advanced Biomedical Engineering,Vol.4,pp.164-169,2015.
8. 土井根礼音,坂牧孝規,瀬田広明,他:船舶動揺に対する乗船者の立位姿勢動揺の解析,ライフサポート,Vol.27(2),pp.45-53,2015.

【国際学会発表】
1. Yoshio Kakizaki, Renon Doine, Kenta Kuwana, Mikako Yoshida: Implementing passive authentication with enhanced risk-based security, 16th International Conference on Signal-Image Technology & Internet-Based Systems (SITIS), 2022.
2. Takanori Sakamaki and Renon Doine: Effects of wave images on standing posture of ship crew, Proceeding of the 14th International Symposium on Advances in Technology Education (ISATE), 1(3), pp.66-71, 2021.
3. Renon Doine, Takeyoshi Dohi, Kenta Kuwana : Basic study on failure simulation of a small type high pressure steam autoclave, The Asian Conference on Computer Aided Surgery(ACCAS), OS8-3, 2020.
4. Ryui Yamaguchi, Renon Doine, Takeyoshi Dohi, et al. :Wire tension evaluation of wire drive mechanism for a cassette-type flexible forceps that can generate opening and closing directional forces, The Asian Conference on Computer Aided Surgery(ACCAS), OS3-1, 2020.
5. Shinnosuke Ohigashi, Kenta Kuwana, Renon Doine, et al. : Evaluation of tool replacement performance of an operating device for cassette type flexible surgical tools, The 14th Asian Conference on Computer Aided Surgery(ACCAS) , 2018.
6. Kana Sawada, Kenta Kuwana, Renon Doine et al. : Preliminary study of a laser irradiation system for vessel coagulation in endoscopic view, The 13th Asian Conference on Computer Aided Surgery, 2017.
7. Jumpei Ogasawara, Kenta Kuwana, Yuki Sato, et al. : Preliminary evaluation of an acquisition method of the surface of positions from the images of the ray paths acquired through a lens array, The 13th Asian Conference on Computer Aided Surgery, 2017.
8. Renon Doine, Takanori Sakamaki, Hiroaki Seta, et al. :Analysis of Passengers' Posture Control against Ship Motion using Human Energy Expenditure, Proceeding of the Biomedical Engineering Symposium, Japanese Society for Medical and Biological Engineering, p.79(1P-24), 2014.

【国内学会発表】
1. 土井根礼音, 坂牧孝規:動揺環境下における生体の立位姿勢動揺の個体差解析,LIFE2023講演要旨集,p.93,2023.
2. 土井根礼音:医師の業務のタスクシフトによる臨床工学技士の業務拡大の現状と課題,第62回日本生体医工学会大会抄録集,p.107,2023.
3. 土井根礼音,坂牧孝規:視覚で捉えた映像が生体の立位姿勢動揺に与える影響に関する研究,第61回日本生体医工学会大会プログラム・抄録集・予稿集,p.250,2022.
4. 土井根礼音,土肥健純,桑名健太:小型高圧蒸気滅菌装置故障時のチャンバ内温度シミュレーションによる滅菌条件適否の推定,IIP2022 情報・知能・精密機器部門(IIP部門)講演会予稿集,IIP1R1-F04,p.38,2022.
5. 土井根礼音,坂牧孝規:小型船舶乗船者の姿勢動揺に伴う生体のエネルギー消費量と表面筋電位の解析,第60回日本生体医工学会プログラム・抄録集,O2-6-2,p.439,2021.
6. 土井根礼音,瀬田広明,本間章彦,他:操船シミュレータの波浪映像に対して被訓練者が感じる立位姿勢動揺,第59回日本生体医工学会大会抄録集,p.96,PO-3-081,2020.
7. 土井根礼音,宮脇富士夫,瀬田広明,他:小型船舶乗船者の頭部・腰部動揺とエネルギー消費量を指標とした肉体的疲労評価の基礎的研究,第58回日本生体医工学会大会プログラム抄録集,p.86(P0-M-112),2019.
8. 山口立郁,桑名健太,大東慎之介,他:開閉両方向に力を発生することが可能なカセット型軟性把持鉗子実現に向けたワイヤ牽引機構の開発,第58回日本生体医工学会大会プログラム抄録集,p.57(P0-T-027),2019.
9. 土井根礼音,瀬田広明,本間章彦,他:操船シミュレータにおける波向き映像の差異が生体の立位姿勢動揺に与える影響,日本航海学会第140回講演会
講演予稿集,Vol.7,No.1,pp.73-76(K140-22),2019.
10. 土井根礼音,宮脇富士夫,瀬田広明,他:小型船舶乗船者の立位姿勢動揺が生体のエネルギー消費量に及ぼす影響,日本航海学会講演予稿集,Vol.6,No.2,pp.151-154(K139-18),2018.
11. 操船シミュレータの波浪画像が生体の立位姿勢動揺に及ぼす影響,LIFE2018講演要旨集,p.65,LIFE2018講演論文集,pp.437-438,2018.
12. 佐藤佑樹,桑名健太,土井根礼音,他:Integral Videography方式立体内視鏡システムのための撮像・表示光学系の基礎的研究,日本コンピュータ外科学会誌,Vol.20,No.4,p.273,2018.
13. 坂牧孝規,土井根礼音,小川伸夫,他:船舶動揺を模擬する簡易型動揺装置を用いた生体の立位姿勢動揺の解析,LIFE2017講演要旨集,p.37,pp.241-242(1C1-2),2017.
14. 土井根礼音,坂牧孝規,瀬田広明,他:小型船舶における乗船者のエネルギー消費量を支配する身体的特徴および動揺の解明に関する研究,LIFE2016講演要旨集,p.111,同電子ファイル版要旨集,pp.522-524(3P1-B07),2016.
15. 土井根礼音,坂牧孝規,瀨田広明,他:船舶動揺に対する乗船者の姿勢制御動作,第54回日本生体医工学会大会抄録集,p.262(P3-3-26-E),2015.

                     研究概要

医療の世界には、情報があふれています。患者さんの診療データをはじめ、医療機器を操作・管理する臨床工学技士については、医療機器や手技に関する情報にも触れます。本研究室では、このような情報と工学技術を活用し、①生体の身体動揺に基づく脳神経疾患の早期診断支援と、②XRを用いた臨床工学技士のための教材開発を目指しています。
超高齢社会を迎えた日本では、脳神経疾患患者の増加が危惧されています。脳神経疾患患者の初期症状を、姿勢動揺から早期に発見し、早期治療につなげることを目指します。
医療の安全・安心を実現するためには、医療者教育が重要です。XRは、現実世界と仮想世界を融合するVR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)の総称です。XRを用いて医療現場を再現した教育用の映像を開発し、臨床工学技士の医療機器の操作や手技に焦点をあてた教材開発を行います。
主な研究テーマ
1.生体の姿勢動揺の解析   (学術論文番号 1-7)
2.医療機器の故障診断・予測

所属学会

ライフサポート学会,日本生体医工学会,日本航海学会,日本コンピュータ外科学会,看護理工学会

メッセージ

本学で学ぶ学生の皆さんへ
本学臨床工学科で学ぶ皆さんには,臨床工学技士になるための教養だけでなく,今後,医療現場で必要となることが予想されるサイバーセキュリティや情報通信技術に関する教養,医療人としての人間性,他の医療スタッフとチームとして活躍するためのコミュニケーション能力を身につけ,医療現場でご活躍頂くことを期待しています.
臨床工学技士は,医師や看護師をはじめとする医療スタッフとチームを組み,日々の医療機器の保守,点検,操作,機器を操作する医療スタッフの教育を担当します.医師や看護師などの医療スタッフが適切な検査,診断,治療を行うためには,臨床工学技士は必要不可欠な存在です.臨床工学技士が扱う医療機器は多様多様で,近年は医療機器企業が日々の点検やメンテナンスを行う目的でネットワークに接続された医療機器も含まれます.IoT(モノのインターネット)技術やAI(人工知能)が医療分野に積極的に導入される時代になれば,医療機器や医療情報の運用管理が効率化できる一方,サイバー攻撃などのリスクも考慮しなければなりません.皆さんには,医療と情報を組みあわせた幅広い教養を身につけて頂くと共に,先輩,同輩,後輩との学生生活を楽しみながら,ヒューマンケアの精神を身につけて頂きたいと思っています.
臨床工学技士を目指す方、興味がある皆さんへ
臨床工学技士は,医師や看護師をはじめとする医療スタッフとチームを組み,医療機器の管理,保守,点検,操作を行うことが仕事です.医師や看護師などの医療スタッフが適切な検査,診断,治療を行い,また患者が安心して適切な医療を受けるためには,臨床工学技士は必要不可欠な存在です.近年は,IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)が着目され,様々なモノがインターネットに接続され,収集したビッグデータをAIで分析し,新たな価値を生み出す時代になってきました.医療機器も例外ではなく,病院内だけでなく在宅医療などの病院外で使用される医療機器の運用管理を目的として,インターネットにつながっていくことが予想されます.本学臨床工学科では,このような新しい時代で活躍できる「医療」だけでなくサイバーセキュリティやIoT,通信といった「情報」の教養を身につけた臨床工学技士の育成を目指しています.

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