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【理事長メッセージ】新1年生、保護者の皆様へ


東都大学は、新型コロナウイルスの感染拡大が継続している現状に鑑み、深谷キャンパスでは 4 月 4 日(土)に、幕張キャンパスでは4月5日(日)に予定しておりました入学式を中止することを決定いたしました。
式典に参加される皆様の健康や安全面を最優先で考え、また、感染拡大のリスクを低減するという社会的責任を果たすため、苦渋の判断ではございますが、このような判断とさせていただいた次第です。
このページでは、理事長から新1年生の皆様および保護者の皆さまへの入学祝辞を掲載いたします。

令和2年度 東都大学入学祝辞(令和2年4月)

 東都大学へご入学の皆様、おめでとうございます。
 本学・青淵学園は、論語のふる里といわれる埼玉県深谷市に開学し、千葉市の幕張にもキャンパスがある大学です。
 「青淵」という名は、明治維新の時に日本の近代産業の生みの親といわれ、この度の新一万円札の肖像に予定されている渋沢栄一の雅号であります。渋沢は商業道徳として掲げた「論語と算盤」で知られ、渋沢の生誕の地が他ならぬ深谷であります。
 明治維新後の富国強兵政策、そして第二次世界大戦の日独伊三国同盟と展開していきました。その結果は、敗戦。その廃墟より立ち上がり、日本は軍備を放棄することにより奇跡的な経済発展を遂げ、アメリカに次ぐ大国の仲間入りを果たしました。
 しかしゆとりの生活を追求し、平成時代の天下泰平の夢に浸かっている間に、韓国や中国の追い上げで、学問・経済の面でも質量ともに後塵を拝するようになっています。
 一見、今日のノーベル賞の受賞で文化のレベルが高そうに見えるのは、過去の日本人の努力のたまもので、現在のレベルとは異なります。
 夜空の星を見ても、その星は現在そこにあるのではなく、過去の星を見ているのにすぎず、その星はブラックホールに飲み込まれて存在してないものもあります。現代日本の科学力・経済力は夜空の星の中の存在しない星を見ているように過去の世界を見ているものに近い存在です。
 一方、国際情勢というと米中は、核兵器や細菌兵器といった武力による競争はもちろん、自国ファーストでなりふり構わず軍事力と経済の競争に没頭しています。
 国家という人間世界の共同体は、歴史的には自分が属する共同体のみのファーストということで、人が人を殺し合うといった他の動植物には見られないものであり、これほど残酷な共同体はありません。
 アドラーの言う共同体意識とは、人は無論、生きとし生けるもの、それを取り巻く地球や宇宙全ての過去・現在・未来のあるべき理想像を共同体意識しています。
 人間の共同体が脳を発達させ、その科学力により地球環境を破壊しかねないことに対して、神が怒ってアダムとイブをエデンの園より追放したように、人間共同体を懲らしめるためにコロナウイルスの世界に追放したものともいえます。
現在は、世界中がコロナウイルスとの闘いです、このような時に人間共同体において、敵味方はありません。全ての国・人種・宗教を越えて闘わねばなりません。
 コロナウイルスとの闘い、まさに我々医療部隊の出陣のときです。コロナウイルスの世界的蔓延を打ち破り、健康が保障された安全で明るい希望に満ちた共同体を築く戦士として皆様もこれから教育・訓練を受けます。
 コロナウイルスという人類最大の敵と闘う医療スタッフは、現在世界的に期待され、必要とされております。患者に接する医療スタッフが一番重要な立場です。在学中に清潔と不潔の区別、感染予防を学びます。皆様自身が感染しないよう充分注意して、無菌的操作を行える技(アート)を身に付ければ恐れることはありません。
 中国の武漢では、医療スタッフが命を懸けて闘っていました。ニューヨークでもコロナと闘う医療スタッフを摩天楼のすべてのビルの窓を全部開いて、鍋をたたき、ヒーローとして称え、感謝し激励しています。
 これからコロナウイルスと闘う皆様は、一人一人が名もなきヒーローで、一人一人がオリンピックの金メダリストです。そうです、あなたがあなたに贈る金メダルを取ることができます。
 一日も早く、コロナウイルスをやっつけて、皆が安心して生活し働ける明るい世にしましょう。世界に冠たる日本を取り戻し、安全で楽しいオリンピックで世界の人々を迎えましょう。
 そして世界の人々とともに、スポーツを通じて生の喜び、命の尊さを祝いましょう。共同体の構成員である私たちは、人種・宗教・政治・経済・文化の違いを乗り越え、生きとし生ける動植物は無論、宇宙を含めた共同体意識を改めて認識し、勉学に励み、技を身に付け、立派な戦士となれるよう、共にがんばりましょう。
 本日はまことに入学おめでとうございます。

令和2年4月吉日
東都大学 理事長   大坪修